「JALのロゴは、『A』の部分が向こう傷のように見える。しかも、パックリ開いた傷口から、今にも赤い血が流れ出すようなデザインです。社名を真ん中でバッサリぶった切るロゴなんて他では見たことがない。まるで破綻を予言していたような不吉さを感じます。実際、このロゴを採用したJASとの統合期以降、JALの経営はガタガタになってしまった」

上場廃止 JAL呪われたロゴマーク - livedoor ニュース

実はこのロゴの話について、いつかブログに書こうと思っていました。

JALのCIが一新された際、いちデザイナーとして興味深く動向を追いかけていましたが、当時から並々ならぬ「違和感」を感じていました。
記事にもありますが、社名をぶったぎるロゴなんて見たこともなかったし、ゲンを担ぐという意味でもあり得ないと思っていました。

また、太めのゴシック(サンセリフ)体を用いることは、当時Appleが流行らせたスタイル。
これを真似して(デザイナーは往々にしてAppleが大好きですから)さまざまな会社のCIが変わりましたね。
JALほどの企業がそんな流れに安易に乗っていいのか?という疑問もありました。

その前にきょうび「日輪」を新CIに取り入れるというのも、どうなのか?という疑問もありました。
だって、「日輪」といえば旧日本軍の「日章旗」を連想させるではありませんか。
太陽をモチーフにするのは良いことだとは思いますが、完全な円ならまだしも、中途半端な線分でしかない。
さらにそれが真ん中から2分されている。
このデザイン、アメリカの会社が担当したということを先の記事で知って「さもありなん」と妙に納得しました。

デザイナーの端くれとして、ロゴマークをデザインする際には、色味や形だけではなく、「縁起」や「ゲンを担ぐ」という非科学的な要素も非常に大事にしています。
むしろその部分で納得できないときはどんなにカッコいい図案を思いついても迷わずボツにします。
かつて不自然な形や攻撃的な形をロゴマークにして潰れていった会社、団体、さらには国家というのは意外と多いものなんですよ。